概要

交通事故や労働災害が減少する中で、住宅などの生活空間の事故は増加している。科学的な方法論によって生活空間のリスク低減を図るためには、情報の空白地帯となっている生活空間のリスクの姿を正確に把握することが必要である。本プロジェクトは、政策当局、メーカー、消費者などの関与者が必要とする情報を、政府統計、各種ビッグデータなどを基礎として抽出し、リスクマネジメントに応用する具体的方策論を開発・提案する。前半ではリスク情報とその利用に関するデータモデルを構築するとともに、アプローチの有用性を実証して当事者のインセンティブを顕在化させる。後半では研究成果の社会実装を進め、オープンデータコミュニティ形成を図る。

研究経過

2014.9.29 JSTの社会技術研究開発事業に応募し,採択される
2014.10 研究スタート
2015.3.30 第1回企画委員会
2016.2.5-6 第1回傷害情報ワークショップ(長岡&三条)
2017.2.24-25 第2回傷害情報ワークショップ(長岡&三条)
2017.9.8-9 エビデンス情報に基づく生活空間のリスクマネジメント国際ワークショップ(長岡&三条)

研究メンバー

長岡技術科学大学
産業技術総合研究所